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レジェンド・コンソーシアムによるクラウド・ERPシステム導入

想定しているシステム化対象

当書の内容は、販売管理、購買管理、在庫管理、会計管理、人事管理、といったいわゆる企業の基幹業務をクラウド(*)またはERP(*)でシステム化することを対象としています。

クラウドとは?

自にソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて必要な時に必要な分だけ利用するシステムの総称

ERPとは?

Enterprise Resources Planning の略で、企業経営の基本となる資源を有効活用するシステム。「基幹系情報システム」を指す場合もある。

発生している失敗例

日本の基幹業務のクラウド・ERP導入において、失敗例が後を絶たない状況があるようです

頓挫 遅延

適用範囲の見直し

業者の交代

移行できない

操作できない

コスト増 出入禁止

 こんなことになるなんて・・

失敗要因 その1 現状分析から始めてしまう

現状(AsIs)分析から始める

プロジェクトは失敗する

「とりあえず現状分析を実施しよう」は、最も多い失敗要因です。

このことは本来の改革目的を見失うだけでなく、現状への悪しきコダワリを誘発します。

クラウド・ERPの特長を生かす導入手順によってプロジェクトを進めましょう!

失敗要因 その2 製品の情報収集が十分にできていない

業務をシステムに合わせようとする

それしかないの?
私に合うのはないなぁ

業務をシステムに無理矢理合わせるのではなく、まず、製品の情報収集・機能分析をしっかり行うことが大切です。

その際、予期せぬような良い機能や、課題を解決できる惹かれる機能を発見しておくことが求められます。そのメリットを見出せない製品の導入は、止めておく方が得策です。

失敗要因 その3 製品選定前に細かな要件定義を行ってしまう

製品の選定を行う前に
要件定義を終えないとダメだろう!

要求と要件
はき違えている

要求
「~をしたい」と表現するもの、利用者側の希望
実現したいこと(目的)を実現(システム化)するために関係者からヒアリングしたものを構造化して整理した項目

要件

「~をする必要がある」と表現するもの、システムとして実現しないといけないこと

要求の中から、定められた制約(期間・コスト・品質、ほか)の中で必ず実現しなければならないものを整理した項目

この考え方は、「本来は手作りのシステムにしたいが、その負荷が大きいので、自分達の作りたいシステムの適合率が高い製品を選びたい」との意識で起こります。

要件定義は必要な作業ですが、製品選定前は要求レベルに止め、細かな要件定義は特定製品を前提に行うべきものです。

クラウドやERPは「開発」するためのツールでなく、「利用」するためのツールです。
製品への発想転換が必要です。

失敗要因 その4 大人数の体制になる

領域毎の専任者の体制は失敗する

ERP導入の大きなメリットに、統合された1つの業務システムを導入する事により、部門間及び現場・管理者・経営層の意思疎通を円滑にすることがあります。

導入体制が分断されていれば、このメリットを享受できないだけでなく、導入コストの増加をまねき、さらには、導入時のコミュニケーションの阻害要因になります。

失敗要因 その5 コストを下げようと単価の安い人を集める

日本では外部コンサルタントの費用を人月単価と工数の積算で算定することが多いです。

クラウドやERPの分野でのコンサルタントの技術力は単価差に比例するどころか、格段の差があります。
したがって、単価の安い人より単価の高い優秀な人を集め期間を短くする方がコストを安くでき、早く効果を得ることができます。

失敗要因 その6 ユーザーが操作できない、機能を理解できない

  • 本番稼働直前にユーザー教育を行う
  • プロジェクトメンバーが教育を行う
  • 教育できる人がいないと外注する

ユーザー教育は非常に大きなウエイトを占め、大きく二通りのものがあります。

一つは、プロジェクト発足当初から行うもので、キーユーザーを対象とするものです。

もう一つは、全てのエンドユーザーに対して行うもので、この教育は、キーユーザーからエンドユーザーになされるべきものです。

レジェンド・コンソーシアムによるクラウド・ERP導入

私たち、失敗しないので。

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