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当資料は、下記のような検討ポイントを有する企業とディスカッションを行うに際し
アドオン(追加開発)に関する汎用的な内容をまとめたものです。
検討ポイント
プロジェクトを始めていくと、予期せぬアドオンが発生することになってしまいました。それにより、予算規模は当初想定の数倍、まるで東京オリンピックの新国立競技場のようです。
それでもシステム構築を進めていくには致し方ないと、経営陣に追加予算を申請しました。
しかしながら、ぎりぎりの予算で進行していくのは難しく、安い単価の技術者を方々で探し回る・・。
もはや、 デスマーチの状態になっている |
良い方向に持っていくのであれば、
なぜ予期せぬアドオンが起こってしまったのか、その原因や状況をよく分析すべき。
冷却期間をおくなり、セカンドオピニオンを求めるような施策が有効。
アドオン予算を経営からひねり出して、技術者を集めるのではなく
アドオンが発生した原因を探求し、根本から直すということを行うべき。
ERPを活用するシステム構築では、アドオン(追加開発)の取扱いが焦点となりますが、アドオンは要件に対してパッケージソフトの機能不足によって発生すると思われがちですが、実際には以下のような原因によって起こるものです。
現行業務へのこだわりがある
現行業務を改善しようと思わない
システム化の対象範囲が限定的(余計なインターフェースが発生)
ソフトベンダーと情報交換不足、エンドユーザーとの意見交換不足
コンサルタントのスキル不足 などなど。
特に大きな原因は
『コミュニケーション不足』と『スキル不足』によって起るといえます
したがって、当初見込み以上のアドオンが発生する場合は、単に要件とパッケージ機能の凹凸を判断するだけでなく、プロジェクトの体制や進め方、当初プロジェクト方針との整合性、コンサルタントのスキル、なども再考すべきなのです。
アドオンについては、善玉のアドオンと悪玉のアドオンとの表現をすることができ、アドオンの存在自体が絶対悪とは思いません。しかしながら、アドオンの内容・程度を判断し、悪玉のアドオンが存在しない方向にプロジェクト運営をすることが求められます。
善玉のアドオンと悪玉のアドオン
アドオンをしても差し支えないもの(善玉)
アドオンすると悪くなるもの(悪玉)
メーカーオプション :標準機能内のシステム設定
ディーラーオプション :許容されるアドオン
カー用品店で追加 :許容されるアドオン
改造(悪玉アドオン):不要なアドオン、やってはいけないアドオン
なぜ改造してしまうのでしょうか?
・車の利用目的と、購入する車の仕様の根本が合っていないから
・最初から改造(開発)することを前提としている
下記の表は、アドオンが発生しそうな場合の経験則に基づく対処法の優先順位です。
アドオンが発生しそうな局面では、むやみやたらに追加開発するのでなく、以下の優先順位のよる他の手段による対処法の検討をお勧めします。
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