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■経済がグローバル化する中、会計基準の相違を調和させることが世界的な懸念でありましたが、ついに、アメリカが国際会計基準採用に向けてのロードマップを2008年に公表しました 。このことを受け、日本でも国際会計基準を適用していく見込みであることが金融庁より公表(2009年6月)されました。
■会計基準が変わると、必然のこととして業務やシステムへ影響を及ぼします。しかしながら、会計基準が変わることに対応する単なるシステム改修は会社にとってメリットが少なく、費用対効果を見込めないシステム投資は消極的になってしまうものです。
■IFRS適用によるメリットを見出せない、適用時期がまだ先である、というような状況が伺えますが、IFRSを適用していくことは時代の必須で大勢を占めているのが実情のようです。そうであるならが、IFRS適用を前向きにとらえ、会社にとってメリットを見出していくシステム改修の検討をすることが得策と思われます。
■当書では、IFRS適用に対応するシステム改修を単なる基準変更対応だけでなく独自の業務プロセスを見直すことによる業務の効率化を図る会計システムの改修検討やマネジメントアプローチ適用に伴うグループ経営管理システムの再検討をご支援させていただきます。
効率的にIFRSに対応でき、経営管理にも役立つ
新会計システムのグランドデザインを描く
IFRS適用で実現したいこと
システム刷新で実現したいこと
国際会計基準IFRSが企業に及ぼす影響は広範で、全社的な取り組みが必要
会計上の変更 新しい会計基準の追加または現行の母国会計基準の変更
会計方針の決定、勘定科目一覧表のレビュー、開始(期首)貸借対照表の作成、外部および内部向けの レポーティング(JGAAP、USGAAP、IFRS、税務・規制当局向けレポーティングなど)
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人材スキルの変更 (新たなビジネス言語)
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業務プロセスの変更
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システムの変更
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ビジネスの変更
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制度で求められるものさえ開示すればいい
との従来の発想
マネジメントアプローチによる
セグメント情報
従来通りの開示手段であれば
管理と制度のねじれは永遠に解消されない
「制度でしようがないから開示をしよう」との考えの刷新が必要!
基準内容を認識する
a 基準の内容の理解(コンセプトなど)
b 変更の内容を箇条書きでリストアップ
変更への対応方針の検討
a 当社に該当する内容か
b 取引量はどのくらいあるのか
(システムで対応すべきものか)
システムでの対応を決める
a 業務プロセスをどうするのか
b システム変更の検討
c 改修か刷新か
<気をつけよう>
たった一言の
国際会計基準対応!
IFRS対応!
<悪い例>
基準変更に翻弄される
→「何が」「どう」変わったのか理解していない
→噂、風評、他社例ばかり気にする
「国際会計基準対応」!との宣伝文句
→「何に」「どう」対応しているのか、さっぱり不明
IFRS適用によって財務諸表数値がどう変わるのかを把握し、開示戦略を確立する
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